それでは、ダーウィンの進化論から、人間の肛門のクッションについて考えてみることにしましょう。実は、身も蓋もないかもしれませんが、肛門を閉じるクッションをどうして動静脈叢で作るようになったのか、についてはよく分かっていません。
ただ、クッションを硬い軟骨、または皮膚で作ってしまうと、毎日肛門を便が通過する際に刺激となってしまい、結果として炎症になりやすくなるといったことが考えられます。
また、肛門が炎症を起こして出欠しても、動静脈叢があれば血液が豊富なため、多くの白血球が汚い便の中にある細菌を殺してくれることで、化膿してしまうのを防ぐことが化膿なのです。
それでは、どうして人間の肛門は、痔核を発生させないためのメカニズムを備えることが出来ていないのでしょうか。進化論においては、現代人の身体の構造は、大昔の人類とは基本的に変わっていないという風に考えられています。
その頃の人類は、狩りを草原で行い、食料もそこで得ていました。食料を得るのはやはり大変で、環境によっては飢えてしまうこともあったために、40年以上生きられることはまれだったといいます。
なので、肛門の構造は40年以上使えるようには出来ていなかったと考えられているのです。
また、排便にしても、自然環境の中であくまでも自然に、自由に行っていたと考えられるため、現代人のように我慢したりするといったことはなく、肛門に負担をかけることもなかったといわれていることが理由と考えられます。
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